『Aichi GX Acceleration Program 』

愛知県の地域産業との連携を目指すプレシード・シード期のスタートアップを対象とした

アクセラレーションプログラム

「Aichi GX Acceleration Program」では、GX領域(特にサーキュラーエコノミー領域)のスタートアップに対して総合的な事業成長サポートや愛知県企業とのマッチング・実証試験支援を行います。

CIC Instituteのディープテック領域のスタートアップ支援実績、日本最大の環境エネルギー分野のコミュニティ(環境エネルギーイノベーションコミュニティ「E&Eコミュニティ」)の運営ノウハウやネットワークを活用し、採択企業のニーズに合わせたテーラーメイドの支援を提供するとともに、STATION Ai等の場で実際に”会える”コミュニティを形成することで、本領域におけるスタートアップの成長を加速化させていきます。

【応募概要】

  • 応募期間:2024年7月16日(火)〜8月8日(木)17:00
  • 選考結果の告知:2024年9月上旬頃
  • 支援開始:2024年10月以降
  • 応募方法:募集要項の内容をよくご確認の上、専用フォームからお申し込みください。
  • 対象者:GX領域(特にサーキュラエコノミー*の領域)において、愛知県内の事業会社等との連携が見込まれるプレシード・シード期のスタートアップまたは個人
  • 応募要項:こちら

  *例)グリーンケミカル、廃棄物管理、リサイクル、アップサイクル、CCUS(CO2使用・回収・貯蔵)、廃熱回収・利用、リペア・リビルド(製品寿命の延長)

【主な支援内容】

事業成長プログラム

(1)個別ニーズに応じたメンタリング 

事務局との月次面談(事業進捗確認、事業課題相談)

専門分野のメンター・企業・組織の紹介

    • 紹介先例
      • スタートアップの採用・チーム組成エキスパート
      • 研究開発や製造に必要な設備を保有する機関
      • 長期的な視点に立った資金調達を助言可能なアドバイザー

(2)事業成長セミナー 

事業成長に必要な、基本的な事項

英語ピッチトレーニング 

(3)ネットワーキング

事業会社・投資家・採択企業同士の交流・マッチングイベント

GX領域に関する定期勉強会

愛知県企業との事業マッチング・実証プログラム

(1)実証試験支援 

愛知県企業とのマッチング

実証試験実施支援 

    • 具体的な実証内容の検討支援
    • 計画策定に向けた伴走支援
    • 実証試験費の補助(上限100万円)

【令和6年度プログラムスケジュール】

 

【令和6年度 採択企業】

採択が決定した企業・研究者、及び概要は次の通りです。( 50 音順)

  • エイトス株式会社
    デジタル改善プラットフォーム「 Cayzen 」と AI ナレッジ共有ツール「 CayzenAI 」の開発・運営を行う。Cayzen は、現場で行われている改善提案の収集・管理・集計業務の一元管理を行うだけでなく、カーボンニュートラルに向けた脱炭素・省エネのアイデアの収集や現場のエンゲージメント向上、アイデアの横展開に活用可能。また、搭載された生成 AI により、提出された提案や報告に自動でアドバイスやフィードバックを行うことが可能。CayzenAI は、現場に溜まった報告書やマニュアルを PDF でシステムにアップロードすることで、AI がテキスト情報を学習し現場のナレッジの共有に活用することができる。
  • トレードログ株式会社
    エネルギーに特化した ENERGY LOG 事業を行う。各種機器から取得した一次データを元に GHG 排出量を可視化した上で、電力色分けアルゴリズムによる優先分配を行う。データの取得から統合整理、管理、連携、可視化、施策への活用までを一気通貫で実現。加えて、排出権創出や各社に眠ったデータを統合・無害化の上データ需要家向けに販売することも行っている。脱炭素経営の可視化と促進を支えるデータプラットフォームとして製造業やエネルギー産業を中心に展開し、データ活用を通じた環境対策と新たな事業機会の創出サポートを実現。
  • 名古屋大学 豊田浩孝教授(起業前)
    グリーンエネルギー社会の実現に向け、独自プラズマによる水素製造や現有設備がそのまま流用できる化石燃料代替合成の実用化を目指し、研究開発を進めている。また、当プラズマ技術を展開し、水素製造用の光触媒の研究開発を行っており、従来の乾燥・焼成・水素還元プロセスが不要で原材料の再利用も可能な品質の高い触媒の実用化を目指しており、将来的には水素製造用とともに、排ガス用触媒等への展開を図るべく研究開発を行っている。
  • 株式会社ミサリオ
    通常の物質が「温めると膨らむ」熱膨張を示すのに対し、「温めると縮む」負の熱膨張を示す希有の物質ピロリン酸亜鉛マグネシウム Zn2-xMgxP2O7 を開発・作製。このピロリン酸亜鉛マグネシウムのセラミック微粒子を作製し、工業的な熱膨張抑制剤として提供することで、様々な機器・システムの熱による不具合の解消という産業界の強い要望に応える。強力な熱膨張抑制能力を有する負熱膨張微粒子により、多くの無駄を生む熱膨張の問題を根本的に解決し、より効率的で環境にやさしい社会の実現と、社会の持続的な発展に貢献する。
  • 水加工システム(起業前)
    製造業において、円滑な加工を行うために使用されてきた加工液の代替技術として、無害な水のみを使用する水系工作機械「水加工システム」を提唱・開発。これまで、金属などの部品や半導体などを工作機械で切削・研削加工するプロセスにおいては、一般的に加工液が使用されてきたが、高価な油剤であることや工場の汚損・悪臭(腐敗・ケミカル)による作業者の健康被害、環境への影響が課題とされてきた。本技術を社会実装することで、上記課題の解決を図り、製造業における SDGs  への対応を目指す。

 

【プログラムについてのお問い合わせ】

CIC Institute, 「Aichi GX Acceleration Program」担当: 溝手・ 谷口 (project.tokyo@cic.com)