CIC Tokyoは家庭と仕事の両立の向上を重要な議題として捉え、子供連れのメンバー・ゲストの需要を配慮し、授乳室などを設けており、入居者様にご愛用いただいています。
コロナ禍で家族が家で過ごす時間もいつも以上に長くなる春休み期間、テレワークが進み便利な側面も出てきている一方で、自宅では仕事に集中できなかったり、長期期間中の平日、どうしてもどちらかの親が自宅で子供たちの面倒を見なくてはいけないご家庭もいらっしゃいます。
イノベーションを起こすには欠かせない、働く子育て世代の支援。社会問題にもなっている女性の社会進出の促進にも貢献するため、今回は2日間に渡るキッズイベントに加え、試験的にベビーシッターを常駐させ、利用者のニーズやフィードバックをもらう機会としました。
主催:CIC Tokyo / 株式会社TPO
日時:3月29日 (火)〜30日 (水) 9:00-17:00
会場:CIC Tokyo
イベント①:親子ふれあい遊び&体操チャレンジ
イベント②:なんでも芸術小学校 〜 見たこともない景色を作ろう〜
ベビーシッタールーム:9:00-17:00 (両日)
今回のFamily Dayでは、ベビーシッターの資格をもつ方を二人お呼びし、ベビーシッター部屋を設置しました。遊ぶスペースとおもちゃが設置されただけではなく、しっかりと大人の目が行き届いた空間にすることで、お母様やお父様に安心してお子さんを預けていただけたようでした。
開催後に行ったアンケートでも、
・ミーティングに参加している間、息子が昼食を食べるのをサポートしてもらって助かった
・ベビーシッターの二人がとても優しく丁寧に接してくれて、プロの気遣いを感じた
などというご意見をいただくことができました。
近くで遊ばせている状態ではなかなか集中して仕事に取り組めなかったり、会議中の子供の声や乱入などが気がかりになる場合もあるため、一時的に別の部屋で見守ってもらえるというサービスには需要があるのではないかと考えています。
3月29日のイベント「親子ふれあい遊び&体操チャレンジ」では、10名ほどのお子様が参加。下は1歳から上は7歳までの子供たちに、楽しく身体を動かしていただきました。忙しく働くお父様お母様にとって、お子さんとしっかり触れ合う機会を作ること
が難
しい場合もあります。そのため、こういった機会に触れ合いながら遊ぶ方法をご提案できればと開催しました。また、コロナ禍でお子さんの遊ぶ場所が制限され、身体を動かすことが困難になっているため、体操や遊びの中で楽しく身体を動かす機会になっていれば幸いです。
手を繋いで輪になって遊
んだり、鉄棒で逆上がりを練習したりと、盛りだくさんでお送りしました。
実際にフィードバックとして、
・体操が楽しかったようで、当日教えてくださった先生に体操を教わりたいと言っていました
・子供と一緒に楽しめた
というお声をいただきました。
Family Day2日目(3月30日)開催の今回の芸術学校は、絵は絵でも、普段自分では想像できないような絵を想像力豊かに描いてもらおうと企画されました。子供たちが自由に選んだいくつかの主語、述語、動詞の中からランダムな組み合わせで発生した文章を元に、それを想像力豊かに絵に起こしていく、というゲームです。
子供たちが楽しんでくださったのはもちろん、大人でも思わず笑みが溢れてしまうような絵が出来上がり、盛り上がりを見せました。
ご参加いただいたお子さんのお母様お父様からも、
・言葉遊びの要素もあったりして少し難しかったようだが、楽しんでいた
・家でも同じゲームをして盛り上がった
とアンケートへご回答いただきました。
今年のFamily Dayは、イベントを開催したりベビーシッター部屋の設置に加え、もう一点CICとして取り組んだことがありました。それは多目的トイレ内にベビーチェアを設置することです。「働きながら家族と過ごす」を実現する上で、子供が楽しめるイベントを開催することや、子供を預けられる場所を確保するだけではなく、「子供と一緒にいても普通に働ける環境」の確保が必要だと考えています。これまで、CIC内には授乳室が設置してあり、おむつ交換などができるスペースがありましたが、虎ノ門ヒルズオフィスのトイレ内にはベビーチェアが併設されていませんでした。この状況を改善したいとの思いから、虎ノ門ヒルズオフィス初の試みとして、CIC Tokyoが入居する15階と16階の多目的トイレにベビーチェアを設置しました。
今年のFamily Dayも多くの前向きなフィードバックと、子供たちからの「楽しかった」という声をいただくことができました。CIC Tokyoでは今後も春と夏にFamily Dayを企画予定で、ご家族と出社していただける機会を作り続けたいと考えています。子供と一緒であっても心地よく出社できる環境を整え、単なるシェアオフィスとして以上の価値を提供していきます。
また、環境づくりに加えて、CIC Tokyoではママパパネットワークを作り、広げていきたいと思っています。子育ての悩みや、働きながら子育てする上での不安などを共有したり、情報交換ができるよう、CIC Tokyoでお仕事をされているお父様お母様の横の繋がりを強化していくことが目標です。
仕事も子育ても、と求められるものの多い現代において、CIC Tokyoが少しでもその支えになることができればという思いで、これからも「働きながら家族と過ごす」の本当の実現に向け一歩一歩進んでいきます。