CIC Tokyoは家庭と仕事の両立の向上を重要な議題として捉え、子供連れのメンバー・ゲストの需要を配慮し、授乳室などを設けており、入居者様にご愛用いただいています。
コロナ禍で家族が家で過ごす時間もいつも以上に長くなる夏休み期間、テレワークが進み便利な側面も出てきている一方で、自宅では仕事に集中できなかったり、夏休み期間中の平日、どうしてもどちらかの親が自宅で子供たちの面倒を見なくてはいけないご家庭もいらっしゃいます。
また、入居されている企業の方の中には、コワーキングスペースに子供を連れてくるのは他の方の迷惑になるのではないかという懸念や、日本の風習、会社としては積極的に促進されていない、という理由で遠慮されてしまう方がいることへの気づきがありました。
このため、CIC Tokyoでは、「働きながら家族と過ごす」という新しい”当たり前”に向けて、新たな取り組みを始めました。
まずは、7月30日-8月6日の一週間、「ファミリーウィーク」を開催しました。この期間中、ご家族で過ごせるコワーキングスペースを特別に作るとともに、入居企業の方の協力もいただき、CICTokyoのイベントも開催することで、ご家族が職場に来て当たり前というカルチャー作への第一歩を踏み出しました。
7月30日の初日は、入居企業、株式会社TPOとのコラボレーションで安治川親方(元・安美錦)をゲストとして招き、「相撲エクササイズ」イベントを開催。親方と相撲クイズ、四股踏み、腕相撲など、子供だけでなく大人も楽しめる内容とし、終始バイリンガルでの進行も行うことによって、外国人入居者の方も分け隔てなく相撲を楽しんでいただける構成としました。
親方からは、四股や腕相撲を頑張った参加者に手形入り色紙やオリジナルシール、サイン入りポスターなど、夏の思い出にぴったりのギフトもいただきました。
参加した15名ほどの子供と10名ほどの入居者は、1日を通じてCIC Tokyoでの家族時間を満喫していたようでした。
オフィスには子供たちの明るい声が響き、仕事をする活力が新たに生まれるような雰囲気が生まれた1日でした。また、入居者同士でも、子育て世代の繋がりも生まれ、仕事以外の関係で生まれる新しいコミュニティ作りのきっかけとなりました。
一週間開放した「ファミリーコワーキングスペース」は入居企業のInterofficeさんの家具を工夫してし「働きながら家族と過ごす」ことができるレイアウトを考慮。コロナ対策としてソーシャルディスタンスが取れる大きさの部屋を選び、幼い子供でもご両親が仕事中、遊びに集中できる玩具を用意するなどの工夫を凝らしました。当初、1日で終了するはずだったファミリーデーは、「もっと長期間やっていただけると親としては助かる!」という好評の声もいただき、メンバーのご希望に沿い延長を決定しました。
ファミリーデーと銘打った一週間は、いつも以上に多くの入居者がご家族をCIC Tokyoに招いてくださり、入居者の家族が仕事場にいることが当たり前、の日常が根付くきっかけとなる一週間となりました。
ファミリーデーのイベントを一緒に企画していただいたTPOの方には、お子さんを連れて行きていただき「帰り道いつも私が仕事をしている場所を子供が見て、『ママすごい素敵なところで仕事してるね!楽しかった!毎日行きたい!』と言ってくれて親子にとって大切な1日となりました」という嬉しい感想もいただきました。
CICでは今回の企画のフィードバックを元に、需要に応じてファミリーデーの定期開催や、家庭と仕事の両立のサポートに向けた環境作りに引き続き力を入れて取り組んでまいります。