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【開催レポート】外務省主催:グローバルサウスAI政策関係者向けプログラムをCIC Tokyoで開催

March 23, 2026

2026年3月18日、CIC Tokyoにて外務省主催でグローバルサウスAI政策関係者向けプログラム「AI Co-Creation Program with Global South」が開催されました。AI技術が世界を牽引する中、グローバルサウス諸国と連携し、「安全、安心で信頼できるAI」エコシステムの「共創(Co-Creation)」を推進することが目的です。CIC Tokyoはイノベーションの結節点として、本プログラムの会場およびネットワーキングの場を運営いたしました。

 

イベント概要

  • 日時: 2026年3月18日(水) 15:15 – 17:00
  • 場所: CIC Tokyo(American Room)
  • 主催: 外務省 経済外交戦略課
  • 参加国: ブラジル、カンボジア、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム(政府高官・代表者)
  • 登壇企業: EdgeCortix、Instalimb、Safie、Saguri、Singular Perturbations

外務省のAI戦略と経済外交

冒頭、外務省より経済外交とAI分野の取組が説明されました。経済外交によって経済成長に貢献する観点から、特にイノベーションを外交面で後押しする取組を強化していることが強調されました。特にAI分野では、日本は、「広島AIプロセス」の推進を通じて、「安心、安全で信頼できるAI」のためのガバナンスやエコシステムの構築を推進しています。同時に、特にグローバルサウス諸国とAIエコシステムの各レイヤーにおける協力を進めており、特に各国の社会課題解決に向けたAIソリューションの共創を重視する方針が示されました。

 

各国政府からのリバースピッチと多様なニーズ

参加7カ国によるリバースピッチでは、各国のAI政策と日本への期待が語られました。ブラジルやフィリピンからは防災分野(災害モニタリング)、カンボジアやタイからは農業の高度化、インドネシアは遠隔医療などの課題解決が挙げられました。また、マレーシアは中小企業(MSME)の生産性向上、ベトナムやカンボジアは現地語LLM開発やAI人材育成を掲げ、幅広い協力領域が明らかになりました。

■ 日本スタートアップが示す社会実装とグローバル展開

日本からは先端技術のグローバル展開を目指すスタートアップ5社が登壇し、自社ソリューションを紹介しました。

 

  • ARCRA: 建築・都市AI(Architecture & Urban AI)領域におけるソリューション。
  • EdgeCortix: インフラ未整備地域でも低消費電力で高度なAIを稼働させるエッジAIプロセッサ。
  • Instalimb: AI設計と3Dプリンタを活用し、安価な義肢を低所得層へ提供。
  • Safie: クラウド録画型カメラとAI映像解析による現場改善。
  • Saguri: 衛星データとAIによる土壌解析を通じた農業支援と脱炭素化推進。
  • Singular Perturbations: 統計学と犯罪学に基づき犯罪リスクを特定する犯罪予測システム。

各社の技術がいかに各国の課題へ直接的な価値を提供し、社会実装に繋がるかが強調されました。

■ 今後の共創とPoCに向けた展望

本プログラムの最大の成果は、グローバルサウス各国の切実な社会課題と、日本企業が持つ高度な技術の間に、明確なニーズの一致が見出された点です。イベント後半のネットワーキングでは活発な意見交換が行われ、具体的な実証実験(PoC)への移行に向け、強い共創可能性と期待が寄せられました。

 

官民連携のハブとしてのCIC Tokyo

CIC Tokyoは、国内外のスタートアップや投資家、政府機関が交差するグローバルイノベーション拠点です。今回も官民連携を促進し、日本と世界をつなぐ国際共創の場として重要な役割を果たしました。今後も「CICがハブ」となり、未来志向のオープンイノベーションを創出していくため、テクノロジーを通じた社会課題解決とグローバル展開を継続的に支援してまいります。