CIC Institute(本社:東京都港区虎ノ門、職務執行者: Timothy Rowe)は、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表:丸幸弘)およびフォースタートアップス株式会社(本社:東京都港区六本木、代表:志水雄一郎)と共同で、愛知県主催のディープテック推進事業「Aichi Deeptech Launchpad」を運営しております。このたび、本事業の2024年度アクセラレーションプログラムに参加するスタートアップ6社を決定いたしました。
Aichi Deeptech Launchpadのポータルサイト:https://aichi-deeptech.com/
2024年度アクセラレーションプログラムへの採択が決定した企業、及び概要は次の通りです。(50音順)
体の深部組織(膵臓、肝臓、脳など)含め、全身どこにでも光を血管経由で届ける光照射デバイス、光照射システムの研究・開発を実施。光を用いた癌、アルツハイマーなどの新たな診断・治療の可能性を追求。さらに光スイッチとしてDDSと組み合わせるなど新たな創薬アプローチへの活用も目指す。当事業では、当社保有技術と磁性技術を組み合わせ、新たな癌の診断・治療技術の確立に向けたフィージビリティスタディを行う。
油を排出する企業において、工場排水に含まれる油の処理は生産活動をするうえで重要なタスクの一つである。ほとんどの企業は現在物理的処理方法(加圧浮上分離法)を活用しているが、高コスト・悪臭の発生等課題が多い。当社は名古屋大学で開発された高性能油脂分解微生物を活用した処理方法を展開している。産業廃棄物削減、悪臭発生源消滅、就労環境や周辺の居住環境の改善、コスト削減を実現する。
思春期側弯症を早期発見可能とする検査システムの開発、社会実装、国際展開。思春期側弯症は、14歳女児の2~3%が有する疾患であり、様々な症状を引き起こすために早期発見、治療が重要です。しかしながら、早期発見が簡易にかつ適切に実施できる方法がありません。側弯症の早期発見と治療を実現するシステムを実現し、側弯症に苦しむ児童や親を少しでも減らしたいと考えております。
株式会社ソラマテリアルは「超軽量構造材料イノベーションの創出により究極の軽さを提供し、宇宙・空の新時代を切り拓く」をミッションに掲げ、航空宇宙やモビリティ等の分野に向けた、空気に浮くほど軽く高性能な超軽量材料の研究開発を行うスタートアップです。
がんや神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病など)など様々な疾患において、その発生や悪化に関わるとされているフェロトーシスに注目した創薬に取り組んでいます。フェロトーシス誘導性抗がん剤の開発の海外展開を、本プログラムでは目指します。
https://www.helicalfusion.com/
Helical Fusionは、最速で2034年に世界初の定常核融合炉の社会実装を目指す、核融合科学研究所発のスピンアウト・スタートアップです。 日本生まれの「ヘリカル型」という安定・長期稼働にすぐれた炉形式を駆使し、資源確保という人類史上最も大きな懸念の1つを払拭することで、この先100万年続く地球と人類の共生を実現します。本プログラムでは、核融合炉開発に関する戦略のブラッシュアップを通し、R&Dの進捗に繋げて参ります。
「研究開発費支給あり」区分の採択企業は、7月-3月、社会実装に向けた研究開発事業を実施し(事務局との社会実装委託契約に基づきます)、そのマネジメント支援を受けます。
全ての採択企業は、7月-1月、メンタリングにより事務局、及び事務局が招聘する専門家からの集中支援を受けます。
9月以降の知識提供プログラムは、専門家等を招聘し、ディープテック系スタートアップの成長に欠かせない知識に関するレクチャーやワークショップを、プログラム参加6社だけでなく、広く参加者を募る形式で開催することとしています。
また、10月-2月に予定するミートアップやデモデイ等のイベントは、ディープテック系スタートアップ、連携に関心のある方、支援に携わる方など、多くの方に参加いただく公開イベントを予定しています。
最新情報はポータルサイトにて随時発信します。
2023年度にプログラムに参加した企業を対象に、事務局メンタリング、エキスパート紹介、パートナー候補紹介、2024年度プログラムのイベント等への登壇機会の提供とイベント参加者とのマッチングなどを内容とした継続支援を実施し、その成長を支援します。なお、継続支援は、申請及び審査を経て実施する予定です。
愛知県は産業競争力を維持・発展するために、スタートアップを起爆剤とする新たなイノベーション創出戦略「Aichi-Startup 戦略」を2018 年 10 月に策定しました。本戦略は、イノベーション創出の主たる担い手であるスタートアップやユニコーン企業の連続的な創出や、イノベーションの社会実装を実現するスタートアップ・エコシステムの形成と持続的な発展を目標としています。
Aichi Deeptech Launchpad Accelerationは、愛知県の産業構造と親和性の高い分野ディープテックスタートアップを中心にハンズオン支援を行い、その技術の社会実装や破壊的イノベーションによる既存市場の転換、社会課題の解決、新規市場の創出を図ることを目的としたディープテック特化型のアクセラレーションプログラムです。本プログラムは、主にプレシード期、若しくはシード期のディープテック系スタートアップを対象として、総合的な成長サポート(メンタリング、マッチング、経営スキル研修等)を提供するプログラム。それに加え、総額8,000万円(上限4,000万円/社)の研究開発経費を支給するなど、ディープテックスタートアップの成長を支援します。
Aichi Deeptech Launchpadのポータルサイト:https://aichi-deeptech.com/
愛知事業目的のディープテック社会実装支援&エコシステム構築のため、独自の強みを持つ3社が連携して運営
フォースタートアップスは、「(共に)進化の中心へ」というミッションを掲げ、「for Startups」というビジョンのもと、国内有力VCとの連携による起業支援や、スタートアップ企業の組織構築を含めた人材支援を中核に、戦略的資金支援も行うハイブリッドキャピタルとして成長産業支援事業を展開。また、成長産業領域に特化した情報プラットフォーム「STARTUP DB」を中心とした産官学共創モデルによるスタートアップエコシステム構築にも取り組んでいます。
「科学技術の発展と地球貢献を実現する」というビジョンを掲げ、2002年に理工系の 大学院生のみで設立。教育・人材・研究・創業の開発事業を通じて異分野の多様な知識を掘り起こし、それらの知識を組み合わせて、地球上の課題解決に資する新たなプロジ ェクトや事業を生み出す知識製造業を営んでいます。日本と東南アジアにおいて、アジア最大のディープテックエコシステム「TECH PLANTER」やディープイシューの解決に取り組む地球貢献型リーダーを育成する「リバネスユニバーシティー」などを展開しています。
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ、特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。
CIC Instituteでは、Aichi Deeptech Launchpadの他にも、Aichi GX Acceleration Program を愛知県と実施中です。愛知県の地域産業と繋がりたいGX領域のシード・プレシード スタートアップはぜひご応募ください!
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