開催レポート:Smart City Conference Vol.2 ドローンx実空間デジタル化 第2回目のSmart City Confernceでは、 「ドローン×実空間デジタル化」をテーマに、各領域の登壇者に、Society 5.0の必須要素である現実空間のデジタル化とその活用についてお話いただきました。
CICからのお知らせ

スマートシティ実現に向け、毎回違うテーマを掘り下げていくスマートシティトークイベント第2弾として本イベントを開催しました。なお、Smart CityはCICTokyoが注力する領域の一つでもあります。

今回はドローン×実空間デジタル化について、以下の登壇者がCIC Tokyoに集まり対談していただき、そしてオンラインの参加者と交流いただきました。大小様々なドローンはインフラメンテナンス、観測、モビリティ、物流などの側面から、未来の都市生活での活用が期待されています。一方で、都市部におけるドローンの活用は様々です。本イベントでは2時間にわたり、各登壇者より最新の実例や課題、実空間のデジタルデータ活用方法をお話しいただきました。尚、イベントの様子はオンライン配信され、300名を超える視聴がありました。

【登壇者一覧】

  • 三菱電機株式会社 信江 一輝氏

            ビジネスイノベーション・DX戦略室 スマートシティプロジェクトグループ

  • 青山学院大学教授 古橋 大地氏

            マップコンシェルジュ㈱代表取締役社長

  • 株式会社日本総合研究所 東 博暢氏 

           プリンシパル

  • 株式会社トラジェクトリー 小関 賢次氏

            代表取締役社長

  • 独立行政法人 情報処理推進機構

            デジタルアーキテクチャ・デザインセンター
            プログラムディレクター 南政樹

 

冒頭は、各登壇者取り組んでいる事業についてそれぞれご紹介いただきました。

青山学院大学教授 古橋氏は 170万枚の写真を撮って空間情報を蓄積しされており、空間データをどのように活用できるのかお話しいただきました。例えば、東京都や静岡県などでのデジタルツインデータの活用事例をお話しいただきました。
三菱電機株式会社 信江氏はリアルタイムの風の情報を利用してドローンなどの安全運転に役立てる事業、
株式会社トラジェクトリー関氏は、リモート操作でドローンを飛ばすプラットフォームや物流などでの活用事例についてご講演をいただきました。

スマートシティ分野をはじめとして各種政府・自治体の有識者委員会で活躍される株式会社日本総合研究所 東氏は、スマートシティを中心しに、産業界と自治体・省庁の連携事例についてご紹介いただきまして。ス、特に奈良のドローン・スマートシティプロジェクトについて紹介していただきました。

これから更新頻度が課題となってくる地図のリアルタイム利用やオープンデータとしてのマネタイズの問題、自治体ごとに対応が違うことから、県境を超えてのサービス利用など、まだこれから超えなくてはいけない壁があることもお話されました。

イベントの後半は、各登壇者と視聴者がブレイクアウトルームに別れ、それぞれの事業や専門分野に興味がある参加者が自由に部屋を行き来して複数の講演者と直接ディスカッションをしました。
なかなか、今回の登壇者に直接質問やフィードバックをいただけるチャンスがないことから、多くの方がブレイクアウトルームのセッションに積極的に参加され、大盛況に幕を閉じました。

スマートシティは他の分野以上に産学官の連携が必要とされる分野です。CIC Tokyoは自治体、大企業、スタートアップ、大学・研究機関、VCが一つ屋根のしたに入居しており、スマートシティのような強い連携が求められる分野でのイノベーションの創出に最適な場所となっています。
スマートシティの実装に向け、Smart City Conferneceイベントを継続し、ディスカッションを深めていくとともに、実現に向けたプレイヤーの方の入居も随時募集しています。

(当イベントの動画はこちらからご覧になれます)