【かんぽ生命 – アフラック Acceleration Program2023三次選考】 かんぽ生命・アフラックと共に、共有価値の創造を目指すアクセラレーションプログラムの採択スタートアップが決定
イベント情報
【かんぽ生命 - アフラック Acceleration Program2023三次選考】 かんぽ生命・アフラックと共に、共有価値の創造を目指すアクセラレーションプログラムの採択スタートアップが決定

2023年7月11日CIC Tokyoにて「かんぽ生命 – アフラックAcceleration Program2023」の三次選考(ピッチイベント)が開催され、13社のスタートアップが協業検討先として採択されました。CICTokyoでは、スタートアップの成長や新たな価値創造の実現のために、大企業とのオープンイノベーションの推進にも力を入れております。本プログラムは、生命保険業界の大手企業であるかんぽ生命・アフラックと、様々なアイデアや技術を持つパートナーとの協業を通じて、多様化/複雑化するお客様のニーズに応え、顧客体験価値の向上や、新たな事業の創出を目指しています。ピッチイベントでは、本プログラムに応募した約90社の企業から三次選考に残った15社のスタートアップが登壇しました。

採択された企業(一部)とかんぽ生命・アフラック両社社長

 

冒頭、かんぽ生命 取締役兼代表執行役社長 谷垣氏、アフラック生命 代表取締役社長 古出氏から「2回目の開催となる今日このピッチイベントに参加頂いた15社のスタートアップから、どのようなソリューションや事業アイデアが出てくるのか非常に楽しみにしています。」と期待が述べられました。

かんぽ生命 取締役兼代表執行役社長 谷垣氏

 

 

続いて、CIC Japan会長の梅澤より、CIC Tokyoが行っている様々なスタートアップに対する支援活動について紹介しました。「2020年10月にスタートしたCIC Tokyoは、スタートアップ、VC/CVC、大企業のオープンイノベーション、研究者、起業家支援のプロフェッショナル、国内外の行政機関など約200社が集まる日本最大級のスタートアップ集積地として活動しています。我々のテーマは広くとらえるとオープンイノベーションであり、イベントやコミュニティ活動などを通して様々な組み合わせが生まれる場を提供しております。オープンイノベーションというと、多くの大企業が自社の事業資産の進化につながる事業連携に注目しがちですが、今回のこのプログラムのような自社のコア事業をスタートアップに開放することでスタートアップの成長の支援につなげるという方向についても積極的に取り組んでいただけることが重要だと考えております。」と、オープンイノベーションの重要性について述べました。

CIC Japan会長の梅澤

 

 

メインのスタートアップピッチは、第1部は「介護・がん」、第2部は「保険の営業・販売」、第3部では「保険のDXツール」の3つのテーマを取り上げ、それぞれ1社3分で事業紹介と事業アイデアについてピッチを行いました。

第1部の「介護・がん」では、高齢者/ご家族の課題や、がん患者/ステークホルダーの課題を解決する5社のスタートアップがピッチを行いました。第2部の「保険の営業・販売」では、顧客接点の構築や、保険販売代理店の経営課題解決に資する事業について5社のスタートアップがピッチを行いました。第3部の「保険のDXツール」では、保険契約者向けCX向上や、営業・アフターフォロー効率化の支援ツールについて5社のスタートアップがピッチを行いました。

 

審査には、かんぽ生命、アフラックの役員、そして外部審査員を含め11名が参加し審査を行いました。各ピッチを受け、審査員からは、これまでの事業の実績や課題と感じている部分、事業拡大に必要な支援についての質問だけでなく、なぜこの事業を始めたのか、また各分野における事業のポジショニングや優位性などについて活発なコメントが出されました。

審査員を務めたかんぽ生命 専務執行役 廣中氏

 

 

【採択企業】

①かんぽ生命と採択企業の2社での協業案を検討する場合、②アフラックと採択企業の2社での協業案を検討する場合、③かんぽ生命とアフラックと採択企業の3社での協業案を検討する場合の3つの協業パターンについて、それぞれ採択企業が発表されました。

 

①かんぽ生命と2社で協業案を検討する採択企業

1.株式会社CogSmart(東京都千代田区、代表取締役社長:樋口彰)

脳ドック用プログラム「BrainSuite®(ブレインスイート)」の開発・提供及び「運動療法×行動変容理論」に基づき、脳の海馬の維持を促進させるアプリ「BrainUp Healthcare」の開発。

 

2.株式会社テイラーワークス(東京都渋谷区、代表取締役CEO:難波弘匡)

ビジネス向けコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」を提供。

 

3.株式会社MILIZE(東京都港区、代表取締役:田中徹)

豊富なシミュレーション機能や計算ロジックを用いて、お客さま一人ひとりにあったOne to Oneのフィンテックサービスを提供。毎日の健康につながる行動・身体の情報をもとに健康資産額を推計するアプリ「健康資産」の提供。

 

4.ファシリティジャポン株式会社(東京都千代田区、代表取締役:イヴ コルニュ)

インクルーシブなデジタル社会の実現を目指し、視覚・動作・認識でお困りの症状をお持ちの方にとってより快適なウェブサイト閲覧体験を提供するソリューションの研究、開発、提供。

 

5.ベルフェイス株式会社(東京都港区、代表取締役:中島一明)

電話面談システム「bellFace」及び対面営業向け新プロダクトの開発・販売。

 

6.株式会社Apollo(東京都千代田区、代表取締役CEO:鈴木アレン啓太)

独自にモジュール化されたAI/システム開発技術によって個社独自のシステムをスピーディーに構築する「+AI Studio」を提供。また、webメディア向けに高品質な記事コンテンツを自動生成する「+AI Writer」なども展開。

 

②アフラックと2社で協業案を検討する採択企業

1.メディコレ(東京都港区、代表取締役:橋本礼次郎)

医療健康情報を含むメディア記事やPR文書、顧客説明資料などに対してオンラインで医師監修とコメント取得ができる「メディコレWEB」を提供。

 

2.株式会社SmartOpinion(東京都港区、代表取締役社長:山並憲司)

乳がんの超音波画像AI診断ソフトウェア(医療機器)を開発。また、製薬企業向けに患者サポートプログラムを提供。

 

3.Secure Navi株式会社(東京都中央区、代表者:井崎友博)

情報セキュリティ認証制度である、ISMS・Pマークの認証取得・運用を行うオートメーションツール「SecureNavi」を提供。

 

4.BabyJob株式会社(大阪市淀川区、代表取締役社長:上野公嗣)

保護者と保育士の手間を省く保育所おむつ定額サービス「手ぶら登園」、保護者向け保育園探し支援サービス「えんさがそっ♪」を提供。

 

5.オリジナルライフ株式会社(東京都中央区、代表取締役:榎本純)

結婚に必要な準備についてパーソナライズされた情報を配信する、Z世代向けの結婚準備アプリ「ウェディングニュース」を運営。

 

6.ジェイタマズ(東京都千代田区、代表取締役 CEO:小池桃太郎)

アポイントを取らずにWEB サイトの訪問者へ最適なタイミングで商談を行える「OPTEMO」を提供。

 

③かんぽ生命、アフラックの3社で協業案を検討する採択企業

1.株式会社nabe(長野県松本市、代表取締役:ブラウン マイケル ジャスティン)

シニアの健康寿命の延伸を目的に、シニアと第三者がインターネット上で会話することを習慣化するサービス「nabetomo」を提供。

 

ピッチイベントの最後には、審査員を代表して、アフラック生命 代表取締役社長 古出氏、かんぽ生命 取締役兼代表執行役社長 谷垣氏から講評いただきました。

古出氏からは「3分という短い時間ではありましたが、充実したプレゼンテーションをありがとうございました。15社のスタートアップの全てのみなさまと一緒に今ある様々なペインポイントを解決したいという想いで伺っておりました。アフラックとして今回の採択企業の皆様と協業検討を具体的に進めていくことはもちろんですが、それ以外の皆様とも様々な形で今後ともお付き合いをさせていただければと期待をしております。」と述べられました。谷垣氏からは「はじめて参加したピッチイベントでしたが、皆さんのピッチのエネルギーと上手さに大変驚いております。また、ピッチを伺う中で、我々が気づかなかった社会課題に改めて気づかせていただき大変感謝しております。本当にありがとうございました。」と感謝の言葉を述べられました。

 

アフラック生命 代表取締役社長 古出氏

 

 

すべての結果発表の後には、登壇スタートアップとかんぽ生命・アフラック、来場者との間で、お互いの事業や今後の協業可能性について活発な交流が行われました。