CIC (本社:東京都港区虎ノ門、職務執行者: ティム・ロウ )は、「東京都グローバルイノベーションに挑戦するクラスター創成事業」において実施している” Global CityTech Bridge ”において、合計11の協働プロジェクトを選定いたしました。
「 Global CityTech Bridge 」は CityTech(大都市関連テクノロジー)のイノベーション創出と社会実装を目指すものです。 CityTechを持つスタートアップを発掘し、共同でプロダクトを社会実装する企業、英国のイノベーション創出機関の一つであるConnected Places Catapult ( CPC ) とともに実施するものです。具体的にはスタートアップに対して、社会実装を共に行う企業とのマッチング、実証機会の提供、社会実装に対する経済的支援、海外市場展開支援、PR 機会の提供などを行います。
なお、これらの成果については 3 月 5 日に成果報告会にて発表予定です。
◾️ 株式会社エンドファイト
https://endo-phyte.com/
実装パートナー:サッポロ不動産開発株式会社
プロジェクト概要:植物の気候変動適応を促す土壌コア共生微生物「 DSE 」を活用し、植物と土着微生物の共生ネットワークを最適化。土着生態系をそのまま生かした新たな環境再生型都市緑化のモデルを検証する。
◾️ 株式会社コーピー
https://corpy.co.jp/
実装パートナー:清水建設株式会社
プロジェクト概要:映像解析により空調出力を最適化する AI ソリューションを開発。Corpy社、清水建設社双方の知見・実績を活かし、導入しやすく CO2 削減にも寄与する、シンプルな省エネサービス創出を目指す。
◾️ 株式会社Delight Flow
https://www.delight-flow.jp
実装パートナー:渋谷区
プロジェクト概要:「 DIG SHIBUYA2025 」イベントにおける渋谷駅周辺の人流データの解析を通して、今後のイベントに向けたアイデアの立案や、オーバーツーリズムや滞在時間の短期化といった渋谷ならではの課題の解決に向けた施策の立案を行う。
◾️ NewNorm Design株式会社
https://www.newnormdesign.com/ja
実装パートナー:日本電気株式会社(NEC)
「matinno」 は、建設業界が持続可能な材料を効率的に見つけ、評価し、活用できるように設計されたSaaSプラットフォームです。リサイクル可能な材料とリサイクル企業をつなぎ、材料のリクエストを促進し、廃棄物の追跡を可能にします。最新のデジタル化されたマテリアルパスポートを活用することで、プロジェクトの効率と持続可能性を向上させます。
この概念実証( POC )では、リサイクル拠点とリサイクル可能な材料を結びつけるネットワーキングマップを開発し、材料の追跡と検索の最適化を目指します。この取り組みにより、多業界での廃棄物と埋立量を削減し、循環型経済を推進するとともに、建設業界における持続可能な取り組みの普及を加速させます。
◾️ NewNorm Design株式会社
https://www.newnormdesign.com/ja
実装パートナー:清水建設株式会社
NewNormDesignと清水建設は、サステナブル建材プラットフォーム「matinno」の共同開発に取り組みます。材料の持続可能性を評価し、建設廃棄物の再利用を推進するとこで、埋立廃棄物の削減と資源循環の促進を目指します。
◾️ NewNorm Design株式会社
https://www.newnormdesign.com/ja
実装パートナー:サッポロ不動産開発株式会社
NewNormDesignとサッポロ不動産開発は、サステナブル建材プラットフォーム「matinno」を活用し、サステナブルな内装デザイン、および材料の調達に取り組みます。環境負荷の低い内装材の調達を通じてCO2削減に貢献します。
◾️ 株式会社PBADAO
https://pbadao.com/
実装パートナー:渋谷区
プロジェクト概要:「 Pucre 」のポイントエコシステムとカーボンクレジットを組み合わせた、これからの時代に必要なサステナブルなエコシステムを渋谷で開催されるイベント「 DIG SHIBUYA2025 」にて検証します。
◾️ 株式会社PBADAO
https://pbadao.com/
実装パートナー:清水建設株式会社
プロジェクト概要:ポイントエコシステムとカーボンクレジットを組み合わせたアプリ「 Pucre 」の歩いてポイントが貯まる仕組みと清水建設が行う「湿地グリーンインフラ」再生活動を掛け合わせ共同で環境配慮活動に取り組みます。環境価値を付与することで行動変容を促しカーボンニュートラル社会の実現を目指します。
◾️ VALT JAPAN株式会社
https://www.valt-japan.com/
実装パートナー:三菱地所株式会社
プロジェクト概要:就労困難者特化型 DX プラットフォーム「 NEXT HERO 」を運営する VALT JAPAN(ヴァルト・ジャパン)と三菱地所が協業し、就労困難者向けデジタルトレーニングを行う。新たな教育プロジェクトを創出し、将来的に世界展開を目指す。
◾️ 株式会社ワークロボティクス
https://work-robotics.co.jp/
実装パートナー:清水建設株式会社
プロジェクト概要:千葉工業大学から技術移転を受け、株式会社ワークロボティクスが開発を進めている小型クローラロボット「 WAC 」を活用し、建築・土木分野における拡張性及びロボット利用サービスの実現可能性を検証。
◾️ 株式会社TBM
https://tb-m.com/
実装パートナー:東海旅客鉄道株式会社(JR東海)
プロジェクト概要:東海道新幹線グリーン車内の印刷物にGX分野のスタートアップのTBMが開発した環境配慮型素材「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」を導入実証。旅客サービス・輸送で生じる環境負荷の低減を目指す。
“Global CityTech Bridge”は、CityTech(大都市関連テクノロジー)のイノベーション創出と社会実装を目指すものです。運営はCIC Institute と清水建設株式会社が共同で担い、Connected Places Catapult や社会実装パートナーとともに、スタートアップに対して、大企業とのマッチング、実証機会の提供、社会実装に対する経済的支援、海外市場展開支援、PR 機会の提供などを行います。今後、スマートシティ、モビリティ、エネルギー、脱炭素、資源循環、防災・レジリエンス等に関するソリューションを、課題先進都市である東京で実証・社会実装し、東京での実装例をもって海外展開を目指します。
Global CityTech Bridge の詳細情報はこちら:https://jp.cic.com/tib-catapult/
東京都では、「世界最高にスタートアップフレンドリーな東京」の実現に向け、”Tokyo Innovation Base”を設置する等、多様かつ充実したスタートアップ政策を推進しています。その一環として、世界の課題を解決し、グローバルに活躍するスタートアップの輩出を目指す事業会社等の連携体「クラスター」の創成事業として「 TIB CATAPULT 」が新たに始動しました。
TIB CATAPULT の詳細情報はこちら(東京都ウェブサイト):https://tibcatapult.metro.tokyo.lg.jp/
CIC Instituteとは、世界各国でイノベーションセンターの運営やイノベーション関係プログラムの提供を行う CIC の専門チームです。このチームはイノベーションエコシステム構築や、スタートアップ、特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を行なっています。自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、多くのプロジェクトを実行し、CIC Tokyo を含む CIC 全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動しています。
Global CityTech Bridge の詳細情報はこちら:https://jp.cic.com/innovation-program/#about-cic-institute
Global CityTech Bridge 担当:加々美、エンフトゥル、水戸部 ( catapult@cic.com )