これまで経済産業省が主催し4回開催されてきたGovtech Confrence Japanの第5回目として、対象者・裾野の広がりも目指しDXのプレーヤーであり、また究極の受益者でもある市民・国民の皆様の目線と存在を重要にして、「No one left behind」をテーマとして開催いただきました。
全編、こちらよりご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=f0gx9JqAcAE
開催概要
主催:経済産業省(企画運営:情報プロジェクト室)
日時:2021年2月17日 (水) 13:20 – 18:30
場所:オンライン開催
対象:自治体の職員および省庁のデジタル化担当職員、Govtechに関心のある民間事業者や市民/国民の皆様
参加費:無料
運営サポート:株式会社ウィズグループ
運営・配信は株式会社ウィズグループが行い、高い配信品質を保ち、さらに字幕・質問がリアルタイムで配信映像に表示されるインタラクティブなカンファレンスとなりました。
冒頭には平井卓也デジタル改革担当大臣の講演に続き、DXを先導する小林史明衆議院議員と、IT技術を地域課題の解決をしていき日本各地で活躍する一般社団法人 コード・フォー・ジャパンの関治之代表理事のパネルディスカッションが行われました。
続くセッション”Start with the problem 〜デジタルの世界から取り残されないために〜”では介護を支えるロボット開発をする株式会社abaの宇井吉美代表取締役に加え、女性のエンパワーメントに取り組む株式会社Will Labの小安 美和代表取締役と、北海道森町総務課情報管理山形巧哉係長でディスカッションを行いました。なお、セッションの合間には運営メンバーによる振り返り・解説が行われました。
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室政府CIO上席補佐官の平本健二氏がモデレートするFor Tomorrow 〜Govtech推進に必要なこと〜のセッションでは福津市の松田美幸副市長とともに、株式会社ビービット 執行役員CCO 兼 東アジア営業責任者である『アフターデジタル』シリーズ著者の藤井 保文氏と一般社団法人Urban Innovation Japanの吉永隆之代表理事が登壇しました。続く自治体ピッチではANNAI Inc.の太田垣恭子氏、経済産業省商務情報政策局情報プロジェクト室吉田泰己室長のナビゲートのもと芦屋市の筒井大介氏、豊岡市の谷口雄彦氏、裾野市の長田雄次氏、鎌倉市の竹之内直美氏、加古川市の多田功氏が登壇されました。各自治体の取り組みが発表され、視聴者からは「どうやって実現したのか」という質問が相次ぎました。
最後のセッションはGovtechスタートアップピッチ。株式会社HEART CATCH 代表取締役西村真里子氏と経済産業省デジタル化推進マネージャーの酒井一樹氏がモデレートし、株式会社ファミワン 石川 勇介氏、株式会社WiseVine吉本 翔生氏、xID株式会社 日下 光氏、株式会社 Civichat 高木俊輔氏、ケイスリー株式会社 鈴井 豪氏、株式会社グラファー 佐藤 眞観氏がピッチをされました。
その後、7つのZoom breakout roomに分かれてテーマごとの交流会を行いました。テーマとしては以下の通りです。講演者の発表を一方通行で聞くだけでなく、テーマごとに、講演者も含めたインタラクティブな会話ができるような工夫がされていました。
Room 1:グラレコを見ながらGovtech Conference Japan #5を振り返ろう
ホスト:グラレコ隊+澤田(経済産業省)
Room 2:#経済産業省DXオフィスと繋がりたい
ホスト:布山・佐々木(経済産業省DXオフィス)
Room 3:Govtechスタートアップと話そう!
ホスト: 酒井(経産省) 名倉(CIC Tokyo) ピッチ登壇スタートアップ
Room 4:Code for Japan とともに考える:アジアの中のシビックテック
ホスト: 陣内(CFJ)
Room 5:自治体職員、Govtech本音の話
ホスト:山形(森町役場)中窪(肝付町役場)ピッチ登壇自治体
Room 6 :The three graces: 「美しい社会」のためのDX
ホスト:奥田(WizGroup) 谷本(Forbes JAPAN) 西村(HEART CATCH)
Room 7:役所で使える民間サービスを探そう!
ホスト:小林・下山(インフォラウンジ) 村上(MRI)
それぞれのBreak out roomでは多くの方がZoomに入れ替わり立ち替わりログインし、講演者とも直接話す良い機会となりました。細かくテーマごとにBreak out roomを分けることで、通常のオンラインカンファレンスでは難しい、直接講演者と話す機械や視聴者同士のコミュニケーションをとる機会となりました。あるRoomでは行政とコミュニケーションをとるポイントや、行政側の意思決定構造についてのディスカッションが盛り上がりました。
今回、大変多くの工夫が凝らされており、通常のオンラインセミナーよりも臨場感やインタラクションが強く感じられるセミナーとなりました。これから大きな社会意義を持つGovtech分野の発展に期待したいと思います!
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