CIC Institute(本社:東京都港区虎ノ門、創業者兼CEO ティム・ロウ)は、広島発スタートアップの北米市場への進出を後押しする「Hiroshima Launchpad: North America 2025」を運営しております。このたび、本事業の 2025 年度プログラムに参加するスタートアップ等 6社(事前調査コース 2社、ネットワーク構築コース4社)を決定いたしました。
現地事業展開に必要な知識提供のセミナー、専門家を招聘しての個別メンタリング、最大14日間のボストンでの現地プログラムとその経費に対する支援等を実施してまいります。
Hiroshima Launchpad: North America 2025 の支援内容など詳細はこちら:https://jp.cic.com/news/hiroshima-launchpad-north-america-2025/
採択が決定した企業等の概要は次の通りです。
–事前調査支援コース– ( 50 音順)
小型船舶向け自律航行システムの開発・提供
小型船舶向けの自律航行技術を開発し、「操船の難しさを解決する」ソリューションを提供。第一弾プロダクト「エイトノット AI CAPTAIN」は、離岸から着岸までの操船を自動化し、観光船や旅客船などで導入が進んでいる。船種や推進方式を問わず短期間で実装可能な設計を特徴とし、広島商船高専との連携による現場課題に即した開発も実施している。
ヒト・動物用SFTS迅速抗原検査キットの開発・販売
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はマダニ感染症として知られ、動物からヒトへ感染する事例も報告されている。迅速な感染動物の特定が必要とされるが、市販の診断薬は存在せず、外注検査やPCR検査では費用や時間の課題がある。そこで、特別な機器や専門的知識を必要とせず、安価かつ簡便に使用可能なヒト・動物用SFTS迅速抗原検査キットの開発を進めている。
–ネットワーク構築コース– ( 50 音順)
小型船舶向け自律航行システムの開発・提供
小型船舶向けの自律航行技術を開発し、「操船の難しさを解決する」ソリューションを提供。第一弾プロダクト「エイトノット AI CAPTAIN」は、離岸から着岸までの操船を自動化し、観光船や旅客船などで導入が進んでいる。船種や推進方式を問わず短期間で実装可能な設計を特徴とし、広島商船高専との連携による現場課題に即した開発も実施している。
肺線維症の進行を止める医薬品の開発・製造
広島大学での研究成果を基に、抗体を軸とした難病治療薬の創薬を行うスタートアップ。開発中の抗体は、治療選択肢の限られる肺線維症を適応症とし、マトリックスシグナルの遮断を技術基盤としている。創業者の横崎医師は米国でインテグリン発見に関わり、30年にわたる研究成果を結集。創業から3年でヒト投与可能な抗体の開発と製造を実現しており、今後さらなる開発推進と製品化を目指す。
HP:https://noguchi518.wixsite.com/smile-curve
思春期特発性側弯症を早期発見する検査システムの開発・導入
思春期に発症する側弯症の早期発見を目指す医療スタートアップ。放射線を使用せず、高精度で背骨の歪みを可視化できる新しい検査システムを開発。日本独自のモアレ法と3Dスキャナ技術を融合し、学校検診や医療機関での活用が可能。現在は国内での社会実装を進めるとともに、海外展開に向けた活動も進行中。
HP:https://tech.volanteeyes.com/
次世代エッジ振動監視システムによる製造業DX
製造業向けの画像振動診断技術を開発する広島大学発ベンチャー。従来の接触式センサーによる振動診断に比べ、カメラ撮影とAI解析により微細な振動を可視化し、異常を自動検知できる点が特徴。専門知識を必要とせず、現場作業者によるオンタイム診断を可能にし、安全かつ非接触でコスト削減も実現する。振動診断専門企業や高速カメラメーカーとの共同研究や大手製造業でのPoCにより技術を実証済みで、幅広い設備の予知保全に貢献する。