2024年7月11日、CIC Instituteが支援する韓国のロボティクス系スタートアップ10社が来日し、デモデー(発表会)にて日本展開のためのパートナー(事業連携や顧客となる日本企業、投資家)を対象に、プレゼンテーションを実施しました。その後、参加者も交えてネットワーキングが行われ、活発な交流が行われました。
CIC Instituteでは今年、ソウル市ソウル・ビジネス・エージェンシー(以下、SBA)と共に、韓国のロボティクス系スタートアップ10社の日本展開・進出を支援するための「Korea Softlanding Program」(以下、「本プログラム」)を実施しています。
本プログラムに参加したスタートアップは、メンタリング・セミナー・ビジネスマッチングの機会を得るとともに、来日期間中に、プロダクトの発表を行い、今後、協業先となりうる日本の企業や投資家と繋がる機会が得られます。
イベントの冒頭、SBAのKim Jongwooゼネラル・マネージャーから挨拶があった後、10社からのプレゼンテーションと質疑応答が行われました。プレゼンテーションを実施したスタートアップからは、以下のような声が聞かれました。
なお、今回来日したスタートアップは8月上旬まで引き続きプログラムの支援を受け、日本企業とのマッチング・商談を行っていきます。
Simultaneous Control Serving Robot System for Store Automation
店舗自動化向け同時制御配膳ロボットシステム
AI-powered indoor asset tracking solution (web, apps, trackers) to enhance productivity in large indoor facilities
大規模な屋内施設の生産性を向上させる、AI を活用した屋内資産追跡ソリューション (Web、アプリ、トラッカー)
Robot Drone Solution Utilizing Multispectral Illumination for Scientific Investigation and Non-Destructive Inspection Functionality
科学調査や非破壊検査機能にマルチスペクトル照明を活用したロボット・ドローン・ソリューション
Luxolis SceneCap 3D Camera, Luxolis 3D Connect Platform
Luxolis SceneCap 3D カメラ、Luxolis 3D Connect プラットフォーム
Maicat: Adaptive Home Robot with Computer Vision and Autonomous System
Maicat: コンピューター ビジョンと自律システムを備えた適応型ホーム ロボット
“Karajan” Software based robot system control engine (System Integration)
「Karajan」 ソフトウェアベースのロボットシステム制御エンジン(システムインテグレーション)
https://www.oysterable.com/home-en
AI, IoT powered Lalaloop Reusable cup solution for single-use plastic waste reduction
AI、IoT を活用した Lalaloop 使い捨てプラスチック廃棄物削減のための再利用可能なカップ ソリューション
Automated Solar Panel Recycling System & Automated Solar Panel Cleaning Robot
ソーラーパネル自動リサイクルシステム&ソーラーパネル自動清掃ロボット
ソウル市ソウル・ビジネス・エージェンシー(以下、(SBA))が実施する、韓国のロボティクス系スタートアップの日本展開・進出を支援するためのプログラム。採択スタートアップは、メンタリング・セミナーや日本企業とのビジネスマッチングの機会を得るとともに、来日期間中に各社のプロダクトの発表を行い、今後、協業先となりうる日本の企業や投資家と繋がる機会が得られる。
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。