Aichi GX Acceleration Program に参画する 研究者・スタートアップ 5 者が決定!
CIC プレスリリース

Aichi GX Acceleration Program に参画する

研究者・スタートアップ 5 者が決定!

 

 

CIC Institute(本社:東京都港区虎ノ門、職務執行者:  ティモシー・ロウ)は、愛知県主催の「 Aichi GX Acceleration Program 」を運営しております。このたび、本事業の 2024 年度プログラムに参加するスタートアップ ・研究者 5 者を決定いたしました。今後、実証試験に向けて愛知県内の事業会社とマッチングを行っていきます。

Aichi GX Acceleration Program の支援内容など詳細はこちら:https://jp.cic.com/aichi-gx-acceleration-program/

 

【 2024 年度プログラム採択者】

採択が決定した企業・研究者、及び概要は次の通りです。( 50 音順)

 

エイトス株式会社

デジタル改善プラットフォーム「 Cayzen 」と AI ナレッジ共有ツール「 CayzenAI 」の開発・運営を行う。Cayzen は、現場で行われている改善提案の収集・管理・集計業務の一元管理を行うだけでなく、カーボンニュートラルに向けた脱炭素・省エネのアイデアの収集や現場のエンゲージメント向上、アイデアの横展開に活用可能。また、搭載された生成 AI により、提出された提案や報告に自動でアドバイスやフィードバックを行うことが可能。CayzenAI は、現場に溜まった報告書やマニュアルを PDF でシステムにアップロードすることで、AI がテキスト情報を学習し現場のナレッジの共有に活用することができる。

トレードログ株式会社

エネルギーに特化した ENERGY LOG 事業を行う。各種機器から取得した一次データを元に GHG 排出量を可視化した上で、電力色分けアルゴリズムによる優先分配を行う。データの取得から統合整理、管理、連携、可視化、施策への活用までを一気通貫で実現。加えて、排出権創出や各社に眠ったデータを統合・無害化の上データ需要家向けに販売することも行っている。脱炭素経営の可視化と促進を支えるデータプラットフォームとして製造業やエネルギー産業を中心に展開し、データ活用を通じた環境対策と新たな事業機会の創出サポートを実現。

名古屋大学 豊田浩孝教授(起業前)

グリーンエネルギー社会の実現に向け、独自プラズマによる水素製造や現有設備がそのまま流用できる化石燃料代替合成の実用化を目指し、研究開発を進めている。また、当プラズマ技術を展開し、水素製造用の光触媒の研究開発を行っており、従来の乾燥・焼成・水素還元プロセスが不要で原材料の再利用も可能な品質の高い触媒の実用化を目指しており、将来的には水素製造用とともに、排ガス用触媒等への展開を図るべく研究開発を行っている。

株式会社ミサリオ

通常の物質が「温めると膨らむ」熱膨張を示すのに対し、「温めると縮む」負の熱膨張を示す希有の物質ピロリン酸亜鉛マグネシウム Zn2-xMgxP2O7 を開発・作製。このピロリン酸亜鉛マグネシウムのセラミック微粒子を作製し、工業的な熱膨張抑制剤として提供することで、様々な機器・システムの熱による不具合の解消という産業界の強い要望に応える。強力な熱膨張抑制能力を有する負熱膨張微粒子により、多くの無駄を生む熱膨張の問題を根本的に解決し、より効率的で環境にやさしい社会の実現と、社会の持続的な発展に貢献する。

水加工システム(起業前)

製造業において、円滑な加工を行うために使用されてきた加工液の代替技術として、無害な水のみを使用する水系工作機械「水加工システム」を提唱・開発。これまで、金属などの部品や半導体などを工作機械で切削・研削加工するプロセスにおいては、一般的に加工液が使用されてきたが、高価な油剤であることや工場の汚損・悪臭(腐敗・ケミカル)による作業者の健康被害、環境への影響が課題とされてきた。本技術を社会実装することで、上記課題の解決を図り、製造業における SDGs  への対応を目指す。

今後の主なイベント

 

 

Aichi GX Acceleration Program とは

愛知県では、ものづくり融合型のスタートアップエコシステムの形成を目指し、世界トップレベルの本県の地域経営資源とスタートアップとの融合による新産業創出・オープンイノベーションの推進に取り組んでいます。こうしたなか、 2024 年 10 月に国内最大のスタートアップ支援拠点である STATION Ai を名古屋市内に開設し、特に GX と Manufacturing を重点的な支援領域として定め、地域経営資源を活用したスタートアップの成長支援に取り組んでいきます。

CIC Institute が運営する「 Aichi GX Acceleration Program 」では、このうち、GX に特化したシードスタートアップ向けのアクセラレーションプログラムを実施し、世界で勝てるスタートアップを育成するとともに、特定領域におけるスタートアップが創出・成長しやすいコミュニティを形成することを目的としています。

 

【 CIC Institute とは】

CIC Institute とは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ、特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Institute は現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyo を含む CIC 全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。