2020年12月1日にTokyo Women in VCのキックオフイベントがCIC Tokyoで開催されました。Tokyo Women in VC は、東京を中心とした全国のベンチャーキャピタル(VC)、及びベンチャー企業に対して投資関連活動を行う企業で働く女性がつながり、互いに協力しあう場を提供するためのクローズド・コミュニティです。
米国のVCにおいてリーダー職にある女性の割合はわずか約13%に留まります。また、パートナー陣が男性のみというVCが依然として過半数1存在します。日本においては、リーダー職に留まらずVC業界で働く女性の総数も限定的です。この課題を解決し、VC・投資の業界で働く女性をエンパワーするため、Tokyo Women in VCが発足しました。
キックオフイベントでは20名以上のVC、投資関係者の女性が集まりました。イベントはオフラインとオンラインのハイブリッドで行われ、小さな乳幼児とともに暮らす女性もオンラインで参加しました。開会後、発起人であるEight Roads VenturesのSophie Meralli氏とポーラ・オルビスホールディングスの古川詩野氏から趣旨説明とメンバー紹介がありました。
続いて、ゴールドマンサックス証券副会長のキャシー・松井氏による基調講演が行われました。キャシー・松井氏はウーマノミクスの提唱者であり、女性活躍推進のリーダーです。講演では女性活躍による経済発展へのインパクト、女性のマネジメントへの参画がなぜ社会全体にメリットをもたらすのか、そしてVC業界で働く女性への応援をお話しされました。
講演後はSophie Meralli氏とFresco Capitalの鈴木絵里子氏が加わった対談セッションが行われました。キャシー松井氏のキャリアや今後の女性活躍を推進するための方策について議論されました。
その後は自己紹介セッションと懇親会が行われ、参加者同士の交流が行われました。それぞれの活動や注目領域についてのディスカッションが活発に行われていました。今回のイベントはコロナ禍のなか、細心の注意を払って開催されましたが、交流は非常に盛り上がり、次回以降のイベントに期待する声が数多く聞かれました。
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