1月22日に開催した当イベントは、情報収集が難しい北欧のスタートアップ・エコシステムの現状と将来性に加え、北欧のスタートアップの事業や日本と北欧のビジネスマッチングの実例や留意点、今後の発展の展望について詳しく学べる、大変貴重なセミナーとなりました。
オンライン参加者とCIC Tokyoへの来場者を合わせると、約210名が参加し、北欧へ進出や提携を検討するスタートアップや大企業の方に多くご参加いただきました。
CIC Tokyoとともに共催したTrusted CorporationはCIC Tokyoの入居企業であり、日本と欧州の企業とスタートアップをつなげています。日本と海外の企業によるオープン・イノベーション創出を支援する各種イベントを定期的に開催していく皮切りとして、今回のセミナーを初開催しました。
【登壇者一覧】(登壇順)
セミナーの前半では、東京都や森ビル株式会社、CIC Tokyoがそれぞれ取り組んでいる、オープンイノベーションの取り組みについてプレゼンテーションが行われました。
Trusted Corporationの創業者兼CEOのFariza Abidova 氏は、日本と北欧のスタートアップ・エコシステムならびに北欧のヘルステック・ビジネスの現状について紹介しました。
イノベーション・ラボ・アジア のOliver Hall 氏とJulian Morie Hara Nielsen 氏、そしてノルディックイノベーションハウス東京 Niklas Karvonen氏は、欧州と日本を繋ぐ活動をそれぞれご紹介いただき、北欧が国際的なスタートアップ・ハブとして成功している理由などにも触れられました。
Health Tech Hub Copenhagen Roeen Roashan 氏はヘルスケアの分野で、どのように北欧の企業とのパートナーシップが進められているのか、現状をご説明いただきました。
後半では、ヘルスケアの分野で有望な北欧のスタートアップ3社(以下参照)と、日本企業による同分野の北欧スタートアップとの提携事例を紹介した後に、パネル・ディスカッションを行い、ヘルステックを含むさまざまな分野における北欧と日本の企業の間の連携やイノベーション創出に関する取り組みについてディスカッションをしました。
【北欧スタートアップ3社】
日本瓦斯株式会社 松田氏は、実際にLinkedInからフィンランドの会社にコンタクトしたことからビジネスが始まった実例をお話しされ「図々しくコンタクトした方がいい」と、会場を和ませながら、北欧スタートアップと協業する日本企業に求められる準備態勢や戦略についてのアドバイスをお話頂きました。
北欧は、長期的な付き合いを好む傾向があり、日本と価値観や産業が近いとのことであり、今後さらに日本と北欧のネットワークが強まる可能性を感じました。
CIC Toyoには欧州の企業・団体も数多く入居しおり、世界各国とのオープン・イノベーションの機会を提供していきます。
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