CIC Institute(本社:東京都港区虎ノ門、職務執行者: Timothy Rowe)が茨城県から受託・運営している「ベンチャー企業成長促進事業(成長プログラム)」の2024年度採択企業が決定しました。今後採択企業に対しては各社が抱える課題やニーズに合わせた支援をしていきます。なお、2021〜2023年度の採択企業に対しても引き続き支援を実施していくとともに、茨城県におけるスタートアップコミュニティを構築していくことを目的に、ベンチャー企業(スタートアップ)の支援企業や、国内外の大手事業会社等とのネットワーク形成に力を入れていきます。
<JAEA発> <環境> <資源・エネルギー>
HP:https://emulsion-flow.tech/
EFTは「限りあるレアメタル資源を未来につなぐ」をビジョンに原子力機構発ベンチャーとして2021年4月に設立、本社は茨城県東海村、29名のメンバーが、ICT機器や電気自動車のリチウムイオン電池を原料とするレアメタルリサイクルの事業化や工場排水中の環境汚染物質等(PFAS等)の分離回収の事業化を目指して活動しています。
<茨城大学発> <グリーンテック・環境> <バイオ>
植物に対して環境ストレス耐性や栄養吸収促進効果等をもたらす森林由来の土壌微生物「Dark-Septate endophyte」の大規模ライブラリーを活用し、再生農業、都市緑化、植物工場や土壌・森林再生事業を行う企業に対して技術提供を行い、新規事業を共創する。
<NIMS発> <クライメイトテック>
HP:https://www.thermalytica.com/
ThermalyticaはNIMSの材料科学から生まれた断熱材の社会実装を通じて、クリーンエネルギーへの転換と省エネを推進していきます。水素サプライチェーン、航空宇宙や建築分野の企業へのソリューション提供を通じてサステイナブルな地球環境の実現に貢献します。
<筑波大学発> <バイオ・素材>
HP:https://www.bio-phenolics.com/
当社は筑波大発スタートアップで、バイオマスを原料にして改良型微生物を用いた発酵法によりバイオ化学品生産技術開発を行っています。本技術は石油に頼らずにプラスチック原料である化学品の生産が可能であり、脱炭素社会の実現に貢献できます。また、ラボ~工場まで一気通貫に開発を行い経済性のあるバイオものづくり技術を確立します。
ディープテック分野のベンチャー企業(スタートアップ)は本格的な事業展開やエグジットまで到達するまでに長期間を要するケースが多いため、本事業では、以下の2021年度〜2023年度の採択企業に対しても状況に応じ、継続して各社の成長に必要とされる支援を行っています。(なお、2021年度・2022年度はライフサイエンス分野のベンチャー企業、2023年度からはディープテック分野のベンチャー企業を支援対象としています。)
【2021年度】
【2022年度】
【2023年度】
※2021〜2023年度の採択企業の詳細は以下のこちらをご参照ください。
本事業は、茨城県の産業が持続的に発展するために先端的な技術を有するベンチャー企業(スタートアップ)が次々と生まれ、成長する環境をつくり、ベンチャー企業(スタートアップ)の集積を図ること目的としています。このため、2021年度より、医療、創薬、医療・福祉機器等のライフサイエンス分野のベンチャー企業(スタートアップ)に対し、市場のニーズとのマッチングに向けたマーケティング戦略や、事業計画、資本政策、知財戦略等の策定に向けた伴走支援や、海外展開等の販路開拓支援、セミナー等を実施してきました。
2023年度からは茨城県が目指す「ディープテック・スタートアップの世界的拠点都市の実現」に向けて、取り組みを加速化させていくため、ライフサイエンス分野のみならず、環境・エネルギー、電子デバイス、素材分野といった、ディープテック分野に支援対象分野を拡大し、今後の成長に向けた支援を実施します。
https://www.tsukuba-tci.co.jp/
つくば研究支援センターは、筑波研究学園都市に所在し、県内の大学・研究機関、支援機関と強固な信頼関係で結ばれたディープテック・インキュベーターです。1988年に茨城県、日本政策投資銀行、民間企業等の出資によって設立され、スタートアップの創出・育成や新事業の創出並びに地域企業の事業革新を支援し、地域の活性化を図ることを目的として活動しています。つくばの大学・国研の研究成果の社会実装に取り組むスタートアップ等120者が入居しており、30年以上にわたり、創業支援・事業成長支援に取り組んできました。また、県内の技術シーズを発掘し、イベント開催等を通じた情報発信も行っています。
CIC Instituteとは、イノベーションエコシステム構築や、スタートアップ特にディープテック関連スタートアップの支援における知見を活かし、政府や地方自治体、大学などと連携しグローバルに成功を収めることのできるスタートアップの成長支援や、エコシステム構築業務を担うチームです。CIC Instituteは現在、多くの行政機関や大学関係のプロジェクトを遂行しており、エコシステムの発展やイノベーションを通じた経済発展に貢献をしています。今後も、自治体等の行政機関や民間企業からの高まる需要に合わせ、より多くのプロジェクトを 実行し、CIC Tokyoを含むCIC全体と緊密に連携しイノベーション創出を促進する部門として活動していきます。