Hiroshima Global Unicorn Incubator、スタートアップ・起業家・研究者の募集開始
CIC プレスリリース

Hiroshima Global Unicorn Incubator、スタートアップ・起業家・研究者の募集開始

CIC Tokyoは、ジェトロ広島及び広島県と共同で、広島県においてイノベーションエコシステムを創出することを目的に「Hiroshima Global Unicorn Incubator」を開始しました。このプログラムは、広島県及び近隣の県のスタートアップや起業家、研究者がグローバルで活躍しユニコーン企業へと成長する礎を築くための支援プログラムです。

広島県の強みを活かした新産業創出のための広島型イノベーション・エコシステムを創出し、グローバルで活躍できるスタートアップを輩出するプログラムを2022年より開始いたします。広島県及び近隣県でグローバル展開に関心を持つスタートアップや起業家・研究者を対象に、グローバルに展開するために必要なマインドセットや、知財戦略、チームビルディングなどの集合研修を提供します。それに加えて、メンタリングやマッチング、また、Deep Tech分野(大学等の研究機関で研究開発される分野)のイノベーションエコシステムの中心地である米国ボストンへ行く海外渡航プログラムなど、さまざまなプログラム内容をとしてグローバル展開に向けてサポートします。プログラムは対象に応じて2種類あり、各プログラム内容の詳細は以下をご覧ください。

※当プログラムへの参加申込みは締め切りました

【Hiroshima Global Unicorn Incubatorとは】

 イノベーション立県を志向する広島県は「あらゆる社会的課題の解決を目指し、未来に向けて世界の人たちに元気・勇気を与えるイノベーションを生み出していくエコシステムを構築」することをコンセプトに「広島型エコシステム・イノベーション」を目指しています。2020年、内閣府が定める「スタートアップ・エコシステム拠点都市」の「推進拠点都市」に選ばれるほか、2022年3月から、ユニコーンのような世界に羽ばたき大きく成長することを志すスタートアップ企業等をアシストする「ひろしまユニコーン10」プロジェクトを開始いたしました。

 一方で、スタートアップのグローバルマインドセット、およびグローバル展開を志向する上での人材・資金・情報の不足が課題となっているのが現状です。本事業ではこれら課題の解決、及び、世界的な社会課題の解決に寄与するようなスタートアップの創出や海外企業との新事業・協業の創出を目的とします。

 本プログラムでは、グローバル市場で活躍できるスタートアップを広島から輩出するため、幅広いスタートアップを対象として2種類のプログラムを提供します。

 ① 将来の海外展開に関心のあるスタートアップ(分野問わず)や研究者・学生を対象に研修やメンタリングを提供するBasic Program

 ② 海外展開の準備を具体的に進める研究開発型スタートアップを対象に個別のハンズオン支援と海外渡航プログラムを提供するAdvanced Program

【プログラム概要】

① Hiroshima Global Unicorn Incubator – Basic Program

    • 対象者:将来の海外展開に関心のあるスタートアップ(分野問わず)や起業家、起業を目指す研究者・学生等
    • 支援者数:7〜10社程度
    • 使用言語:主に日本語(海外メンターや企業との面談やコミュニケーションは英語の場合もあり、事務局がサポートいたします)
    • 集合研修
      • 全12回(2時間 x 12回 = 合計24時間を予定しています。)
      • 海外展開するために必要なマインドセットやスキル、また、特に研究開発型スタートアップ(Deep Tech分野を想定)が世界で活躍するために必要な知識等をおり混ぜて講義を行う。加えてDeep Tech分野における会議のエコシステムなどについて学べる機会を提供します。
    • メンタリング支援
      • 分野に応じて、各社に伴走メンターを1人アサインし、月1回程度(各1時間程度を想定)のメンタリングを通じて、海外展開に向けた準備を行います。
    • マッチング
      • 事務局又はメンターの紹介や本事業で開催されるマッチングイベントを通じて、参加者の事業展開に資する外販路開拓、経営人材や投資家等とのマッチングを行います。
    • デモデー
      • 2023年2月下旬に実施するデモデー(発表会)において本事業の成果発表及び事業会社・投資家等とのマッチングを行います。より多くの来場者を招くため、東京港区のCIC Tokyoでの実施を想定しています。
    • 海外渡航
      • 集合研修終了後、1月下旬に参加者内でのピッチコンテストを開催します。ピッチコンテストにて上位1〜2位の成績を納めたスタートアップは、②Advanced Programの海外渡航に同行し、海外でのネットワークを構築することができます。

② Hiroshima Global Unicorn Incubator – Advanced Program

    • 対象者:海外展開の準備を具体的に進める研究開発型スタートアップ
    • 支援者数:3社程度
    • 使用言語:主に日本語(海外メンターや企業との面談やコミュニケーションは英語の場合もあり、事務局がサポートいたします)
    • ハンズオン支援
      • 事務局が参加者へのヒアリングを経てアサインするメンターによる月1〜2回程度(各1時間程度を想定)のメンタリングを通じて、海外展開に向けた準備を行います。
      • 国内外のメンターより、事業の内容やステージ、現在必要としているサポートに応じてアサインし、ネットワークを広げる、かつ、リソースにアクセスできるような機会を用意します。
    • マッチング
      • 事務局又はメンターの紹介や本事業で開催されるマッチングイベントを通じて、参加者の事業展開に資する外販路開拓、経営人材や投資家等とのマッチングを行います。
    • 海外渡航プログラム
      • 2023年2月中旬に5〜6日間(渡航日を含む)の海外渡航を実施します。
      • 現在予定している海外プログラムの概要は以下の通りです(参加スタートアップの分野やステージにより内容は調整する予定です。) 
    • デモデー
      • 2023年2月下旬に実施するデモデー(発表会)において本事業の成果発表及び事業会社・投資家等とのマッチングを行います。幅広く取り組みを知ってもらうためにCIC Tokyo(東京虎ノ門)での実施を想定しています。
    • 集合研修
      • ① Basic Programと合同で集合研修を実施します。

 

【応募資格】

    • プログラム①及び②の共通項目
      • 広島県又は近隣の県(中国・四国地方)に主要な拠点を有していること。
      • スタートアップ的な成長を目指す企業であること、企業の中で新規事業を検討している部門であること、起業を検討している者であること、又は技術シーズを持つ研究者であること。
      • 年齢、国籍、創業年数、資金調達状況等は問わない。
      • 海外に展開するポテンシャルを持った事業を準備又は実施しており、海外展開に高い関心があること。
      • 上記プログラムの全ての会合に経営陣(取締役以上を想定するが応募者の状況に応じて判断する)のうち最低1名が参加できること。(ただし、プログラム②の参加者は、集合研修については任意の参加とする。)
      • 本プログラムの参加にあたり事務局(CIC Toranomon合同会社)及び広島県の指示に従う意思があること。
    • プログラム②に限る
      • 研究開発型スタートアップ(大学・研究開発機関で行われる研究開発成果をもとにした事業を実施)や研究成果を用いた起業を準備している研究者であること。
      • 海外に展開するポテンシャルを持った事業を準備又は実施しており、海外展開を具体的に検討する段階にあること。

【選考基準】

    • 市場の魅力:海外に展開し大きな市場の獲得を目指したビジネスか。
    • 成長性:有望なビジネスモデルか。
    • 技術力・革新性:海外で戦える技術を持っているか。
    • チーム体制:海外で戦えるチームか。
    • チャレンジ性:本プログラムを通じて海外展開に取り組む強い意志を持っているか。
    • 地域への寄与度:広島県又は中国・四国地方に拠点を持っており、当該地域の経済成長に資するか。

【スケジュール】

    • 応募期間
      • 2022年9月15日 (木) 〜 10月10日 (月) 18:00(日本時間)
    • 公募説明会(詳細は次項参照)
      • 2022年9月29日 (木) 17:00〜18:30
    • 審査結果通知
      • 2022年10月中旬(予定)
    • 事務局による採択者ヒアリング
      • 2022年10月下旬(予定)
    • ハンズオン支援
      • 2022年10月下旬 〜 2023年2月下旬(約4ヶ月間を予定)
      • 開催形態は原則オンラインを想定
    • 集合研修
      • 2022年10月下旬 〜 2023年1月下旬(予定)
      • 開催形態は現地開催とオンライン開催の組み合わせを想定
    • 海外渡航
      • 2023年2月中旬(5〜6日間、渡航日を含む)(予定)
      • 渡航先はアメリカボストンを想定
    • デモデー(成果発表会)
      • 2月下旬(予定)
      • 開催場所はCIC Tokyo(東京都港区虎ノ門)を想定

 

【応募方法】

    • Microsoft Formsによる必要事項の入力、及びピッチ資料のメールでの提出

応募フォーム:https://forms.office.com/r/WgDLx7mCYv

 

  • Microsoft Formsに記入の上、ピッチ資料(100 MB以下)をメールでenv-startups@cic.com提出すること
  • ピッチ資料(①ビジネスの概要、②取り組む課題、③市場、④サービスと技術、⑤チーム、⑥海外への関心や地域への寄与等が分かるピッチ資料(PPTX形式(PPTX形式や他の形式のスライドをPDF化したものでも可)。本編は20枚以下とし、枚数がそれを超える場合には、付録または参考として本編の後に添付してください。本編以外については枚数制限は設けません。
  • ピッチ資料の提出が確認されたら事務局より提出完了のご連絡をします。メール送付後48時間以内に提出確認のメールが届かない場合はenv-startups@cic.comにお問合せください。
  • 本資料は書面審査にも使用されるものであり、資料内容によって審査が行われ、審査委員が資料から上記の項目内容が読み取れない場合においても審査対象外となることに十分に留意すること。
  • 機密情報等は資料へ記載しないようにお願いいたします。

【公募説明会】

本プログラムに関する応募説明会をオフライン会場(広島市内)とオンラインのハイブリッド開催をします。プログラム内容や応募に関する説明だけでなく、広島県でイノベーションエコシステムを作っていくためには、また、グローバルで活躍するスタートアップに成長するためには、というトピックでエコシステムビルダーや海外で活躍するスタートアップを呼び議論するパネルディスカッションも行う予定です。ぜひご参加ください。

    • 開催日時:2022年9月29日 (木) 17:00〜18:30
    • 開催形態:ハイブリッド開催(オフライン会場+オンライン)
    • 開催場所:port.cloud(ポクラ)

【問い合わせ先】

    • 応募方法・応募要領・その他に関するお問い合わせは以下のメールアドレスにメールをお送りください。
    • CIC Tokyo 担当:名倉、藤瀬
    • Email:env-startups@cic.com

 

<Hiroshima Global Unicorn Incubator運営事務局>

CIC Tokyoについて

CIC Tokyoは、2020年10月1日に虎ノ門ヒルズビジネスタワーの15階と16階(合計約6,000平米)にオープンした、国内最大級のイノベーションセンターであり、スタートアップ(起業間もない、急成長を目指す企業)を中心に250社以上の企業や団体が入居できる広大なワークスペースと、ビジネスの成長とグローバル展開を加速するためのコミュニティやサービスを提供します。

CIC Tokyoに入居するスタートアップ企業は、自由な雰囲気の中、オフィススペースや多彩な共用スペースが利用可能です。加えて、イノベーションコミュニティへの様々な形での参画が可能となり、エコシステム内のキープレイヤーと新たな関係性を構築することができます。また、CIC Tokyoをゲートウェイとして、グローバル拠点へのアクセスが容易になります。CIC Tokyoでは2020年10月のオープン以降2021年12月末までにスタートアップやオープンイノベーションに関係のある220件を超える様々なイベントを開催しており、多くの方が集う場所になっています。

 

ウェブサイト: https://jp.cic.com/